息子の頭と衝突して一年近くが経過したある日
日に日に下がって来る歯茎に違和感が隠せなくなっていたので、近郊で目星を付けていた歯科2件の内、1件の歯科に思い切って電話をしてみる事にした。
その時までは自転車で10分の歯科医師の言う事を信じていたので、少し申し訳無い気持ちもあった気がする。
車で20分程のN歯科。
気の良い感じのお爺さんという表現がピッタリな歯科医師で、親身になって話を聞いて下さった。
歯と歯茎の間から膿が出る様になっていて、
歯周病なので治らないと言われたが、どうもおかしいと伝える。
そしてレントゲン撮影。
いつもの歯科でもレントゲンは撮ってもらっていたから、一年にこんなにレントゲン撮っていて大丈夫かな?と心配になっていたけど、仕方ない。
「ヒビがはいっているね」
と言われヒビ??とぽけっと聞いていた。
とりあえず何かおかしいが気のせいでは無くて良かったけど、と考えているとN先生は、前歯の差し歯を外してやり直さないといけないと告げてきた。
やっぱりそうだよね。
とは思ったけれど、良かった治るー!とこの時は前向きだった。
この時のヒビというのが、本当にアップにしたレントゲンで何とか確認できるくらいの僅かなヒビで、前の歯科で見逃されてしまったのも無理は無いなと思える程だったのだけど、
その少しのヒビのせいで歯茎の下にある歯を支えている骨を随分と溶かしていたのが、歯茎が下がってきていた原因の様だった。
この日初めて歯根破折という言葉を知った。